アンダ
どもども、アンちゃんですぅ
Apr. 26, 2012 |
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2012年4月26日 木曜日 |
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やっとフレアの事を報告する気持ちになれた。
以下にざっとまとめてみる。
4月19日(木) |
いつも通りドカドカと走り寄っては甘え、晩ご飯もいつもと変わらないペースで完食。
なにひとつ変化なく一日が終わる。
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4月20日(金) |
朝、トイレに入ったと思ったら、ウンコする前に嘔吐した。
便秘がちな老齢の子であれば、気張った時に吐いてしまう事もままあるのだが、フレアに限ってはそんな事は一度も無かった。
日に2度のカチカチウンコをずーっと続けて来たのだ。
嘔吐した内容物は、昨夜食べたものが全く消化されていないままのものだった。
12時間は経過していると言うのに、少しも消化されていないという事自体がおかしい。
結局ウンコせず、オシッコもしない。
朝ご飯も全く食べず。
自力で歩いて出窓のベッドに戻ったのだが、後ろ足が萎えてしまったかのようにヨタヨタしている。
その後、出窓のベッドでそのままぐったりと眠り続ける。
呼んでも返事が無い。
たまに目を開けても、瞳が虚ろだ。
嫌な感じがする。
背中の皮をつまんでも脱水している感じは無い。
耳は冷たく、それだけでは確かではないものの、熱があるようでもない。
何とか食べさせようとするが、ふらつきながら逃げようとするので、無理強いしないでおく事に。
結局この日は何も口にせず、鼻の頭につけたハイポ水ですら舐めようとしない。
次第に生気が無くなり、触っても反応が鈍くなっている。
あまりの急な変化に戸惑う。
フレアは、旅立ちの準備を始めた・・・そう思った。
いつかはどの子にもこういう日が来るとは覚悟しているつもりでも、その覚悟なんて全く足りない事を毎回思い知るのだ。
二人で色々と話し合う。
何をしてやるべきか。
もう命が尽きかけているとしたら、ほんの数日か数週間かの延命の為に、ストレスの掛る処置をする事が果たして良い事なのかどうか。
ある日突然、呼吸困難の発作が起き、肺水腫と診断されて1週間、朝晩2度ずつ毎日治療に通いながらも、これでさよならだよ・・・と言って死んでしまったミュウのような死に方もある。
強制給餌で2年近く生き延び、その間に太りさえしたのに、心臓発作で死んでしまったアインのようなケースもあれば、同じく強制給餌を続けたものの、ロウソクが最後まで燃え尽きるようにして死んで行ったジーコのケースもある。
強制給餌は一切受け付けず、但しマメに補液と診察に通って1年半以上生き延びたカワムラさんのようなケースもある。
同様に強制給餌は受け付けなかったし、補液もそんなに長い期間は受け付けずに死んでしまったタムやトムのケースもある。
どこも悪くなかったのに口内炎だけの発症で、様々な治療を試み、発症から6年半も生きてくれた、しかし最後はボロボロになって死んで行ったモアのケースもある。
朝まで元気に食べ、顔を洗い、昼寝していると思ったら、次に見た時にはもう死んでいたマルコやみーちゃんのケースもある。
私達は愛するからこそ、様々な努力をして来た。
しかし、本当はどこまですべきだったのか解らない。
解らないけれど、解らないからこそじっくりと向き合い、様子を見ながらその時々で考え、悩み、判断しなければならないのだ。
もし全ての場合に通用する正解を持つ人がいるとしたら、その人はおかしい。
そんな雑な括り方で良いとはとても思えない。
ではフレアにはどうしてやるのが一番なのだろう。
このまま静かに逝かせてやる事がベストなのだろうか。
それはそうなのかも知れないけれど、そう決断する事が怖い。
今は兎に角、傍で呼び掛ける。
愛してるよ、ふーちゃん・・・と。
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4月21日(土) 通院1日目 |
今日も一日、何も食べず。
鼻の頭を湿らせようとハイポ水を付けてやるが、舌を出して舐める事もせず。
水はベッドの縁に滴り落ちるだけ。
首も上がらない、目は虚ろなまま。
しかし不思議な事に、ヒーターの前の暖かい場所で寝ているのだ。
死に際の子は大抵、部屋の隅の冷たい床に行きたがるのに、例外もあるんだろうか。
いや、勿論、そうでない場合もあるだろう。
だけど、これを一筋の光明と思いたい。
夜、病院に連れて行く決意をする。
もし仮にこのまま逝ってしまうにしても、補液だけでもして貰った方が楽になれるかも知れない。
急いで湯たんぽと毛布をキャリーに入れ、フレアの上に軽くて暖かい毛布を掛け、キャリーも毛布に包んで出掛ける。
車で5分ほどの道のりなのだが、道中は坂が多く、舗装が悪くて揺れる。
ゆっくり走らせて貰い、出来るだけ振動が少ないように努めるが、それでも揺れる。
忌々しい道だ。
病院は、診療時間の終わりが近いというのに、診療待ちの患者で一杯だった。
ほぼ全員、犬の狂犬病予防ワクチンのお客らしい。
1時間半~2時間待ちかと覚悟するが、フレアは急患という扱いで先に診て戴けた。
有り難い。
うちも過去に、何度も急患に先を譲った事がある。
急患扱いされたのは、ミュウの時以来だ。
何となく暗い気持ちになりかける。
一通り話をし、レントゲンと血液を採り、スクリーニング検査をする事に。
やはりこうなってしまうのか。
その後でエコー。
どこと言って悪いところは認められず。
腎不全ですらないようだ。
恐れていたFIPの疑いも無いと言われるし、熱も無く、白血球の増加も減少もない。
風邪もひいていない(としか思えない)。
体重3.9キロ。
全盛期には8キロ近くあった大きな子だっただけに、最近この1年半ほどでどんどん痩せて小さくなって来たのが数字でも明らかになる。
昨年の今頃に風邪をひいて通院した時には、4.5キロだった。
高齢なので甲状腺の機能に異常があってもおかしくないから、その検査もする事になった。
ジーコもしたけれど、血清検査の場合、採血する量が多いのだ。
食べていない痩せた子からたくさん血を採る事が辛い。
それが嫌なのだが仕方ない。
もう甲状腺の機能異常であるならば、薬でもフードででも対処する方法があるのだ。
だとしたら、それに賭けてみたい。
内腿から採血。
死に掛けているフレアのどこにこんな力が残っていたのかと驚く程、フレアは暴れた。
勿論、しっかりと保定されているのだが、痛々しくて見ていられなかった。
もしや私たちは取り返しのつかない事をしたんじゃないだろうか?
200ccの補液と抗生剤の注射をして貰い、帰宅する。
入院なんか勿論させない。
病院で死なせる事も勿論嫌だし、フレアを置き去りにして帰る事はとても出来ない。
フレアも家に帰りたいに決まっている。
フレアは家に居たいのだ。
病院では出来ない事を、私達は家でしてやりたい。
フレアも私達も疲れてぐったりだ。
ヒーターで部屋を暖かくし、湯たんぽをベッドの下に入れる。
フレアがそのままベッドでオシッコしてしまっても困らないように、ベッドの下、湯たんぽの上にペットシーツを敷き込んだ。
少しでも生気を取り戻して欲しい。
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4月22日(日) 通院2日目 |
てっきりベッドで漏らしていると思いきや、昨日の補液は終ぞオシッコにならず。
かと言って、脇の下に溜っている風でもない。
今日も何も食べず、水も飲まず。
但し、撫でると小さい音でゴロゴロ言う。
色々と考えた末、やっぱり、再び補液して貰う事にして、夜に出掛ける。
やはり混んでいて、私達がラストで9時半だった。
1時間半以上待った事になる。
体重は3.9キロで変わらず。
帰宅して、またフレアを寝かせるまで付いている。
もうダメなのか。
フレアは死んでしまうのか。
頑張って!と言う事が酷なのではないかと悩む。
だから言える事はただ「愛してるよ」「可愛いよ」それだけだ。
それだけをバカみたいに繰り返す。
時々鼻を濡らしてやる。
トイレを近くに置いてやる。
勿論、飲み水もご飯もベッドの直ぐ脇に置いてある。
明日があるのだろうか。
不安と恐ろしさと、そしてフレアへの切ない想いで胸が苦しい。
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4月23日(月) 通院3日目 |
フレアが期待通り、ベッドでオシッコをしてくれた。
物凄く臭い。
直ぐにベッドを取り替え、身体が濡れていないか確認するが、よほど上手にしたとみえて、ベッドとペットシーツ以外のどこも濡れていない。
フレアは、いつも手の掛らない良い子だったけれど、こんな時まで良い子なんだね。
しかしオシッコが作れたのだと思うと、俄然、希望が持てて来た。
それとも最期にオシッコを漏らす、あのパターンなのだろうか。
いまだ何も口にせず。
補液だけしていても、タンパク質を摂らなければ生きてはいけないのだ。
このままじゃ早晩・・・いや、今は悪い方に考えるのはよそう。
今夜も補液に連れて行く事にする。
体重3.7キロ。
200グラム減ってしまった。
「もっと生きようよ」
「もっと一緒にいようよ」
「あっちに行くのはまだ早いよ」
今日からは、そう繰り返す。
私の我儘でも良い、どうしてもフレアを逝かせたくないのだ。
フレアに届いているかな。
届くまで言い続けるさ。
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4月24日(火) 通院4日目 |
フレア、2度オシッコをした。
しかもトイレでしたのだ。
よろけてまともに歩けないというのに、頑張ったんだね、フレア。
そして何となく、虚ろだった目に輝きが戻って来たように思える。
撫でるとゴロゴロ言い、名前を呼ぶと小さな声で「にゃーん」と言うようになった。
そのまま甘えようとして立ち上がろうとするのだが、後ろ足がよろよろしてうまくいかない。
それでも明らかに生きる気力が戻っているように思えるのだ。
これを希望と思わず、何と思えば良いのか。
しかしどうしても食べてはくれない。
強制的にも食べさせられない。
今日で5日、何も食べて居ないのだ。
今日は夕方一番で連れて行き、先生に経過を報告して補液して戴く。
体重3.6キロ。
シリンジで強制給餌を試みるが、激しく首を振って跳ね飛ばしてしまう。
しかし口に入った分は、吐き出さずに飲み込んでいた。
本当に何も受け付けない場合は、それすらも吐き出してしまうと言うから、これもまた良い兆候ではないだろうか。
甲状腺の検査結果は、明日か明後日に出ると言う。
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4月25日(水) 通院5日目 |
フレア、またトイレでオシッコをした。
朝一番で連れて行き、補液。
戻って暫く付き添っていたのだが、ゴマの強制給餌もあり、2階に戻る。
その間こうちゃんが付き添っていてくれたのだが、お湯で緩めたa/dを少し舐めたと言う。
ほんの少し、味をみただけ・・・という感じらしいが、断食6日目にして初めてだ。
嬉しい気持ちと、これで油断してはいけないと思う気持ちとせめぎ合う。
フレアが少しでも食べ易いよう、食餌台の高さを調整してやる。
座ったり立ったりして食べるのと違い、寝たまま食べられるよう、ベッドの縁と同じ高さが良いだろう。
疲れて、身体が重い。
身体の痛みも激しく、掃除がし難い。
だけど掃除は大事。
掃除が私の最大の猫家事なのだ。
それにフレアが生きてくれる為とあらば、もっと頑張れる。
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4月26日 |
フレア、あれから何度かa/dを食べてくれた。
飛び上がりたいほど嬉しい。
スプーンに半分くらいの量を緩めたものを、ほんの少しずつ。
しかし明らかに食欲が戻って来ているのが感じられる。
嬉しい。
食いしん坊のフレアが食べてくれる。
その事だけで嬉しいし、フレアだってきっと嬉しいだろう。
まだ必要量の1/10程度しか食べられないけれど、少しずつ、いきなりじゃなくて良いから、少しずつ栄養になって欲しい。
今日は補液は休もう。
補液し過ぎても、血が薄まってしまう。
それに連れ出すストレスも、待ち時間も、検温や注射のストレスも大きい事は事実なのだ。
甲状腺の検査結果だけ、私達が聞きに行く。
しかし、これも全くの正常値だった。
先生は「結局、原因不明ですね」「明日連れて来るかどうかはお任せします」と言う。
食べられるならば連れては行かないつもりだ。
2時間おきの給餌を、フレアとマーゴとゴマに続けている。
夜も昼も関係ない。
身体はきついけど、1時間おきに1日24回していたアインとジーコの強制給餌と比べたら、屁みたいなものさ。
あれが2年近く続いたんだもの、良く死ななかったよね、私達。
今回は私も勤め人じゃないし、二人で頑張れば何とかなるよ。
明日も食べて欲しい。
今日より少しだけたくさん食べて欲しい。
この程度の量ではウンコが出るのはまだ先だろうけど、きっと頑張れるだろう、フレアは。
5月5日には、フレアを保護してくれた野村さんが「うにくん」のお届けでこっちに来る。
一時はフレアがそれまで持たないと思って連絡して詫びたのだけれど、きっと再会して貰えると確信している。
5月5日には、もう1件素晴らしいお届けがあるのだが、それはまた後日のご報告を楽しみに・・・。
良い事が重なり、嬉しさで走り出したいような、大酒を飲みたいような、お腹がはち切れるほどお寿司を食べたいような、抑制の効かないような気分だ。
頑張ろう、フレア。
一緒にもう少し生きよう。 |
今だって予断を許さない状態だろうし、余命があとどれ位残っているのかも解らない。
この後、どんな状態へと変わるのかも解らない。
この数日間で味わったよりも、更に苦しい想いをする可能性だってあるだろう。
でも、その時はその時で、また1から考え、じっくり向き合い、対話して猫の要求を聞き出す努力をし、苦しくても受け入れ決断し、踏ん張るしかない。
どんな死に方が猫自身にとって一番望ましいのか、楽なのか、それは解らない。
人間だって同じ事。
母のように夜まで元気で、眠ったまま突然死んでしまった死に方を、人は理想的だと言ってくれる。
だけど母は死ぬつもりなど全く無かったに違いない。
私達娘も、母の死が諦めきれない。
どんな死に方だったら諦められたんだろう。
それとも飽きらめる事なんか、どんな場合だってあり得ないのだろうか。
今日は母の命日だったんだ。
去年のこの日、夕方には私と電話で「じゃぁまた明日ね」と言い合い、夜更けには妹が晩ご飯を食べてから「じゃあまた明日ね」と言ってアパートに帰った。
母はその晩のうちに死んでしまった。
今でも毎日、夕暮れになると母に電話しなくちゃ・・・と無意識でそう思う。
そしてその瞬間に気がつくのだ。
ああ、ママはもういないんだっけ。
妹も生きて頑張って頑張っている。
姉の私も、頑張ろう。
猫たちとこうちゃんと妹の為にも、長生きするんだ。
ゴマもマーゴも、今日も何とか生きるに必要な量を食べてくれた。
こちらも綱渡りの連続だ。
フレアを含め、危うい3匹全員がサビ猫だという事に気づいて驚く。
あとの2匹のサビ猫は、どうかしっかり食べて元気でいてくれ。 |
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アンダ
太ったように見えるって?
Apr. 26, 2012 |
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アンダ
首すくめているせいだよ
Apr. 26, 2012 |
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フレアの復活(?)にちょっぴりホッとして、私達も美味しいもの三昧。
他にも色々と作ったのだけれど、まだ写真の取り込みをしていない。
もう眠くて、目が霞んでダメだ。
今からこうちゃんを起こし、私が入れ換わりに寝るのだ。
服のまま、靴下だけ脱いで、小さく丸まって寝るのだ。
その前に、残り物でもつまみ食いしなくちゃ、お腹空いて空いて・・・ |
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筍の刺身
Apr. 26, 2012 |
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若竹煮
Apr. 26, 2012 |
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山かけ
Apr. 26, 2012 |
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山かけに海苔を散らす
(酷いね、ハレーション)
Apr. 26, 2012 |
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黒猫うに君
里親決定! |
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たみちゃん一家
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五郎蔵さんとおまさちゃん
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