2017年4月26日 水曜日 |
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風が強い。
雨が近づいて来ているのが感じられるような風だ。
外出先で降られないと良いなあ・・・
一応、折りたたみ傘を持って行った方がいいかな?
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プティ そんな事ボクに聞かれても
Apr. 26, 2017
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プティ わかりませ~ん
Apr. 26, 2017
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プティ なあ、お婆はん?
Apr. 26, 2017
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ねえプティ君、身体の無いみーちゃんとお話し出来るんだったら、今日は何時頃に雨が降り出すか教えて貰ってよ。
え?
猫は死んでも天気予報なんかしないって?
そう言ってるの、みーちゃんが?
う~ん、みーちゃんは偉い人(猫ですけどね)だから、ママも逆らえませ~ん。
急いで昼ごはんを食べてから、公証人役場へ出掛ける。
はい、折りたたみ傘はバッグに入れましたよ。
順調に走れたら30分もあれば行けるのだけど、道が混んでいるとその倍も時間が掛かったり、着いた先でコインパーキングに空きが無かったりしては困ると思い、1時間20分前には家を出た。
少し早過ぎるとは思うけど、先日は50分もあれば充分と思って家を出たら、実はギリギリだったのだ。
あの日はどこもかしこも渋滞していて、このままでは遅れてしまうかも知れない、そしたら嫌だなあ・・・と思うと落ち着かなかった。
実際には遅れず、役場には5分前に到着出来たものの、あんな焦る思いはしたくないよ。
理由なんか解らないけど、兎に角、時間に遅れるのが本能的に嫌なんだ。
待ち合わせで相手を待つのも嫌いだし、人を待たせるのはもっと嫌い。
約束の時間に遅れて「スミマセン」と言うのは嫌だ。
他人様に頭を下げるのが嫌いという事ではない、待たされるとイライラするのに、そのイライラを私が与える側に立つと考えるといたたまれない。
不測の事態があっても遅刻しないように、時間に余裕を持って準備し、常に早めに家を出る。
それが私達夫婦に共通した几帳面さであり、気の小ささでもある。
短気でもある。
こうちゃんは私より更に早く出掛けようとする。
二人して待ち合わせはホントに下手だと思う。
でも、今更この歳でその性分は治らない。
しかし今日は道が空いていた。
車はどこのポイントでも停まる事なくスイスイ走り、コインパーキングもすんなり1~2分待ちで入れられた。
そしたら午後2時半というアポイントメントだったというのに、1時45分には車を降りていた。
早く着いた分、駐車料金は余計に掛かるけど仕方ない。
だってそこのパーキングは公証役場のビルの真裏にあって便利だから、入れる時に入れてしまった方が気楽だ。
実際、うちの後から来たリンカーン・コンチネンタルは暫く待っていたけど、空きが出ないようなので、どこかへ行ってしまった。
あの車はヤ●ザ屋さんだったのかなあ・・・
20分100円だし、ま、いっか・・・と言い、どこかで時間をつぶそうかと周囲を歩いてみた。駅にも繁華街にも近い、便利な都会なのだ。
日吉の田舎者は、たまにこんな都会に来ると気後れしてしまう。
かつてこの街の企業に勤めていたのだ。
そして野良猫のエサやりをし、避妊の為の捕獲を沢山した思い出の街だ。
ゴマ母娘たちもカワムラさんも、この街から連れ帰ったのだ。
パーキングの直ぐ近くには、捕獲エサを買った小さな魚屋が今もあり、堪らなく懐かしかった。
ハナクソ親子の捕獲をした、初めて捕獲機というものを使った時の、あの魚屋。
歩いていると風が強くて寒い。
店は多いけれど、食事して来たばかりだしコーヒーなんか飲みたくない。
結局、公証役場の入ったビルまでをグルグルと2周歩いてから、もはや時間がつぶせそうもなく、早めに行ってしまう事にした。
しかし早めに行って良かった。
証人のお二人も早く来て下さったので、予約時間より早くに儀式(手続きかな?)をスタートして戴けて、本来の予約時間には、もう駐車場の清算を済ませて車に乗り込んでいた。
あっけない位に早かった。
これでもうOK。
調停委員だったという年配の証人のオジイサンたちも、公証人のオジイサンも、みんなニコニコと感じの良い人達で、全てが気持ち良く終えられた。
と言っても遺言内容はとてもシンプルなので、この時点で何らかの問題など発生するべくもないのだ。
ざっと内容を読み上げてくれて、本人と証人が署名捺印。
先日初めて相談に行って帰宅すると、もう公正証書遺言書の原稿は出来上がってメールされていたのだ。
だから今日は署名捺印し、こちらに戴く分の証書を2通を受け取りに行っただけみたいなもんだ。
あ、それとお支払いね。
皆さんも是非、遺言書を作っておかれると良い。
残された人の為に。
たいした財産が無い場合こそ、手間を掛けて相続の手続きをするのは本当に大変で馬鹿らしい。
費用も、不動産の登記の際に、自分で手続きしても必ず要る「登録免許税」より少し安い位だと申し上げておこう。
私への愛情と心配りを有り難う、こうちゃん。
でもこの遺言はあくまでも保険だ。
この遺言書は使わなくて済む結果でありたい。
二人が元気なうちにこの家を処分してしまい、妹の家の敷地内に小さな小屋を建てて死に場所とするのが私たちの最後の夢なのだから。
勿論、私が先に死ぬと思うから(先に死にたいから)、どのみち今回の公正証書は無駄になるね。
それでいいのさ、それで。
これを作成した一番の私達の目的はもう達したのだから。
予想したよりずっと早く用事が済んだので、帰り道にスーパー「サミット」に寄って、パンやら牛乳やらレバーやらタンやら買って帰った。
帰宅して2階の部屋に入ると、直ぐにジャムが寝床から出て来て鳴く。
水を飲ませようとしたけど、あっという間にゲロッパ。
気持ち悪くなっちゃったんだね。
今朝早くにウンコもしたし、出掛ける直前にはご飯も食べさせたので、ちょっと油断してしまった。
スーパーになんか寄らないで、真っすぐ帰って来るべきだった。
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ジャム そうだよ、待ってたんだからね
Apr. 26, 2017
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ジャム パパもママもいないし
Apr. 26, 2017
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ジャム ひどいよね~まったく
Apr. 26, 2017
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ごめんごめん、ジャム。
もう1時間半以上はパパママ一緒に留守にしないから。
ホントだよ、約束するよ。
だからうんと長生きしてね。
そして今日は母の命日だった。
妹に電話し、切る時に「パパとママに宜しく言って」と言うと、「解った、伝えとくよ」と言っていた。
ホントは母にこう伝えて欲しい。
「もっともっと長生きしてくれなきゃダメじゃん!」「また明日ねって約束したじゃん!」とね。
いや、自分で伝えよう、あの世で必ず再会して。
父と母の死んだ4月がもう直ぐ終わる。
実り多い4月だったと思う。
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