2017年9月1日 金曜日 |
|
あっという間に9月になってしまった。
6月中旬からずっと今に至るまで、とんでもなく忙しい日々が続いている。
それであちこちに様々な不義理をしてしまっているのだけど、どうかこんな私をお許し下さい。
詳細は今は書きませんが、この歳になってこんな大変な思いをするなんて予想も出来ず、毎日、絶望しかけては気持ちを取り直し、また頑張ろうと心に誓う繰り返しです。
あんまりも恵まれて、幸せで、ヘラヘラ生きているものだから、少しばかりスパイスを効かせてくれたようです。
きっとこれは、私達が新たに背負わなければならない十字架なのだと考え、ちゃんと背負うつもりで毎日とぼとぼと、ゴルゴタの丘を目指して歩いています。
いや、目指しているのはゴルゴタの丘じゃない、みんなが待っているはずの天国でした。
どうかみんなで天国に行けますように。
今の労働は苦しくとも、死んだら天国に行けますように。
それまでは挫けない・・・と今日も自分に言っておこう。
なんだか黒人霊歌の歌詞のようだな。
奴隷だった人達とは比べようもない位、私なんかもっとずっと楽して生きているんだけれど、生きる上でのスピリッツとして、確かに支えになっているよ、あの人たちの心の歌は。
|
ジャム あの人たち?
Sep. 1 , 2017
|
|
ジャム 誰の事を言ってるのよ
Sep. 1 , 2017
|
|
ジャム もう天国に行ってる人たち?
Sep. 1 , 2017
|
そうだよ、ジャムちゃん。
天国へはジャムも遠からず行くだろうし、パパとママも後から是非行きたいと思ってるけど、その為にも今日を真面目に過ごさないといけないよ。
ママがやっとご飯食べようとすると、途端に起きて来てワーワー騒いだり、夜中になると虚空をみつめて大声で鳴いたりしているジャムは如何なものかな。
でも元気にしていてくれさえすれば、多少うるさくてもいいか。
本当にSOSの時に鳴いているのか、ただ騒いでいるのかが解らないようでは困るんだよ、ジャム。
あ、それからブラッシングすると噛むのもやめてね。
ふふふ、ジャムは仔猫の時、背中にワクチン注射されていて、その注射器に噛みついたっけ。
あの頃はまだ痩せていて、ウナギのようにニョロニョロ細長かったから、背中でも噛めたんだろうけど、先生はビツクリしていたね。
かと思えば、アインが心筋症の発作を起こした雨の夜、カトウ先生が往診で心電図を撮ってくれた時の事。
機械からシュルシュルシュル・・・と用紙が吐き出されて来た時には、ここぞとばかりにジャムは紙に噛みついていたね。
紙との闘いの歴史は、他にもいっぱいあるからね、ジャム。
カレンダー紙吹雪事件も、ペーパータオルせん滅事件も、そして押し入れに仕舞っておいた紙箱とその中身の新品トランクス&靴下食い破り事件も。
いっぱいお仕事したんだから、もう静かに引退生活しようよ、一緒に。
今日は、かつて関東大震災があった日だ。
色んな過去の歴史や現在も続いている災害の実情を知るにつけ、こうして生きていられる事の幸運を感じる。
多少の困難や障壁があったとしても、飢えずに済み、凍える事もなく、寝るにも雨に晒されず、陽射しも風も避けられ、石を投げられる事も殺される事もなく生きていられるのは幸運としか言いようがないじゃないか。
今の安全な生活が当たり前だと思ったら大間違い。
油断していると豪雨や洪水に足元から浚われ、安全な巣であるはずの我が家は濁流に呑まれてしまうのだ。
だからと言って絶望したり厭世的になるのではない。
今日も無事に生きられた事と与えられているものに感謝するのだ。
な~んて言いながら、今日も飽食してしまいましたけれど。
でも朝の納豆ご飯と胡瓜の糠漬け、昼のニラ玉子炒飯、おやつのハイオレ種のバターピーナッツとみたらし団子くらいのものよ。
質素なものです。
|
|
夜廻り猫 1,2巻
著者:深谷かほる |
|
|
|
|
|
|
|
|