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2018年3月30日 金曜日



桜、やはり今日は散り始めている。

穏やかな一日だったので、まだハラリハラリ程度の散り方で済んでいるけれど、夜半に風でも吹いたら・・・と思うと心が穏やかでない。



しかしそろそろ「一喜一憂しても仕方ないじゃないか」と考える事にしよう。

散るときは散るのだ。

そしてまた翌年には満を持したように、束の間、見事に咲くのだ。

そういう繰り返しじゃないか。



だけど花の咲いている時の、その一刻一刻が名残り惜しい。

人生の時間が残り少なくなると、時間に意地汚くなるんだろうな、きっと。



日本人の多くは、どんなに美しく咲き誇っても儚く散る桜を、おそらく我が身や世の中の神羅万象の象徴のように感じているのだろう。

花が一気に潔く散る様に、自分もかくあろうと覚悟を新たにさせて貰っているのかも知れないが、花は散ったとしてもあれだけ美しく盛っていたのだと想う事で、せめて自分の人生を散り際だけでも賛美しようとしている(それはたとえ無自覚だとしても)のかも知れない。

私もそういう日本人の一典型なんだろう。

本当は自分が桜の木そのものではなく、散りゆく無限の数の花弁のほんのひとつでしかないのかも知れないのだけれど。






ついイオが心配になる。

ペリーの不在をイオがどんな風に受け止めているのかと。

イオ    アタシは大丈夫
Mar. 30 ,  2017


そうだね、イオはしっかり者だものね。

ルスがそうだったのと同じくらい、イオは強くて美しい。



しかもサビ特有の鋭い感受性と、ナイーブな魂も持ち合わせている。

殆ど完璧に理想的な猫だとママは思ってるよ。

よくぞうちに来てくれたね、イオ。



他の子たちもみんなそう。

有り難う、うちの子になってくれて。




今夜の「新日本風土記」で、故郷を流れる渡良瀬川の特集があると妹から電話で教えられ、忘れずに観た。

懐かしい川。

長い事、私の夢のレギュラーであった山の中の渓谷の景色。



しかしナレーションで何度も発せられる「渡良瀬川」のイントネーションが、地元で言うのと違うのが気になって仕方なかった。

 ではなくて、   でないといけない。


 とは言うが、   とは言わない、  だ。

それと同じ事だろう。

規則性で全ての名称の抑揚を決め切れないのだ。



ついでに言えば、いつも天気予報で聞いている「前橋」に関しては、

 ではなくて、   である。

これも聞く度、気持ち悪くて仕方ないのだ。

きっと群馬の皆さんも同じだと思う。







さて、渡良瀬川の番組を観た後で、また妹と電話で話す。

小学生の頃まで住んでいた家は駅前で、その駅近辺の店々の名前や、古い大きな屋敷と林を持つ医院の思い出、そこで出された消炎効果のある液剤・・・私たちは「冷やし薬」と呼んでいた・・・の話、お気に入りだったアイスの事などを次から次へと話は尽きない。



電話の向こうの妹の姿は、私の頭の中では幼くて小さかった可愛い妹のままだ。

まあ今でも私にとっては世界で一番可愛い妹なのだが、何たって私と3つ違いなのだから・・・そう、立派な正真正銘のオバサンなんだけどね。







そういえば先日、昔、祖母に糸通しを頼まれたという思い出を書いた。

私はお祖母ちゃん子だった。

祖母のおつかいで、近所の小間物屋によく木綿の縫い糸を買いに行かされた。



糸は巻かれておらず、大きな輪の状態の束になったもので、それを自分で糸巻きに巻き取るのだ。

流石に最近は、白や黒の縫い糸ではそういう形態で売られているものをあまり見ない。

100円ショップで、ちゃんと糸巻きされてあるものが3個セットで100円などという安い値段で買えちゃうしね。



でも、少し値の張る手芸糸だったりすると、今でも束で売られている。

それを私は、祖母の糸巻きのお手伝いをした事なんか思い出しながら、こうちゃんに手伝わせて糸巻きしていた。



こんな風にクルクルと巻く訳です。

空いている糸巻き台紙が無かったので、絵葉書を折って利用してます。

巻きとった糸    Mar. 30 ,  2017


でもクルクルするには時間が掛かるし、誰かにお手伝いして貰わないとやり難い。

独りでやろうとしたら両足を使ってやるっきゃない。



だけど手でお手伝いしていても、巻き取っている相手がストレス無くスムーズに巻き取れるよう上手に手首を動かし、腕を左右に移動させながら糸の束をさばくのは、結構大変なのだ。

これも数をこなすと上手くなるのだけど、やり慣れない相手に手伝って貰うと、先んじて手首を回転させてさばいてくれないから、ちょっとイライラする。



それを足でやろうとしたら、多分足が攣ってしまうだろう。

最近とみに足が攣るし。

それより何より、お行儀が悪いじゃないの。






それでですね、突然「しつけ糸を1本ずつ抜き取る方式」でやれば良いのだと気づいたのです。



途中の何か所かをきつく縛っておき、片側をカットしておく。

そして輪のトップから抜き取る訳です。

こういう状態ですね。

巻かない糸    Mar. 30 ,  2017


この糸は太めの刺し子用のもので、段染めされています。



あ~ら、何て楽なんでしょう。

今頃になつて気づくなんて遅過ぎるとは思うけど、いつも使っていたのは糸巻きされてある糸ばかりで、束のままの糸なんか買う機会が無かったんだもん。








私は雑巾を縫うのが好きだ。

亡き母には、沢山のものょ与えられた。

今使っている包丁も、毎日お米の水加減をしている計量カップも、たまにしか使わない裁ちバサミも植木バサミも、みんな母が私が家を出る時に地元の刃物店で揃えてくれたものばかりだ。

一生ものを母に与えられた。



しかし母の人生の最後に私が母から貰ったのは、母手縫いの雑巾だった。

母は何を思いながら縫っていたんだろうと時々考える。

約束した枚数まで縫い上げて、その晩に眠るように死んだ。





母の縫った雑巾は7年経った今でも使えないでいる。

お気に入りの菓子箱に宝物として保管してあるので、私が死んだらその雑巾も一緒に火葬して欲しい。



でも私から雑巾をお贈りする事があったら、それはガンガン使って欲しい。

母の雑巾が使えないのは勿体ないからではなく、使う度に母を想い出すのは辛いからだ。

私の雑巾は、それを使う度に私を思い出して欲しい。

図々しいか。




私と妹の間にだけ共通して存在する過去の収められている小箱。

そこには、きっと多くの人にとってもそうなんだと思うが、眩しい程に煌めく昔の、数多のスナップショットが収められている。

いつかまた時間のある時、1枚ずつ一緒に確認したい。



しかし半世紀も前の思い出を懐かしむだけでなく、私たち姉妹が新たな思い出を一緒に作れる最晩年がある事を夢見て、今日も泣かずに眠ろう。



勿論、夢の最晩年の舞台には、一番の戦友でもある夫・こうちゃんも仲間に入れてあげますよ。

その頃にはみんな今より更にお爺さん、お婆さんになってしまっているだろうけど、きっと感性は変わらない。

哀しみが増えた分、喜びは更に大きく感じるに違いない。



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著者:深谷かほる





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