2018年5月19日 土曜日 |
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今年もブルーベリーが実を付けた。
でも昨年また1鉢枯れてしまったので、もう2鉢を残すのみとなった。
どうして枯れるのかと思えば、やはり根を食われてしまっていた。
コガネムシの幼虫が犯人だ。
残った貴重な2本の木が、どうか無事に生き延びられますように。
殺虫剤を使うのも嫌だから、忌避剤として木酢液など撒いてもいるけれど、何しろコガネムシは強くて・・・。
幾ら虫を避けようとしたところで、この辺りは周りに公園と藪、農家だった地主さんたちの広大な屋敷林だらけで、虫なんか幾らでもいる。
1軒だけでナメクジやコガネムシ、毛虫などを寄せ付けないようにしたいなんて思っても、そんな事、まるで意味が無いのだ。
プラスチックのドームの中で、密閉された空間で暮らすのでもない限り、敵は幾らでも押し寄せて来る。
ネズミだろうがハクビシンだろうが、トコジラミだろうが、どこかの家で駆除しようと燻煙剤など焚こうものなら、大挙して他所の家に逃げて来るらしいから、それを考えると本当に怖い。
諦めてそこそこのところで手を打ち、個人で出来る範囲の防御をチマチマと続けるしかないんだ。
昨夜は早めにベッドに入ったのに、その時ちょうどBSで映画が始まったのを観てしまったら、神経が興奮して眠れなくなってしまった。
だって暴力シーンがやけに多く、作り事とは解っていても実際に心臓がドキドキしてきたのだ。
なるほど、昔、プロレスの試合中の流血を観ていた老人が何人もショック死するような事があったのも頷ける。
元々血圧が高い人は、興奮するようなものを見るのは要注意だとか。
私は普段の血圧は高くないけれど、それでも急激に血圧上昇する事こそが危険なのだと言うから、決して安心は出来ない。
でも映画自体は面白かった。
その映画とは、脚本クエンティン・タランティーノ、監督トニー・スコットの【トゥルー・ロマンス】。
作品の半分近くは、目を背けたくなるような激しい暴力シーンであるにも関わらず、名作の誉れ高いのは何故だろう。
それはきっと、ちょっと馬鹿で自分勝手なチンピラだけど、純粋に愛し合っている主人公の男女の「トゥルー・ロマンス」が感じられるせいだろう。
しかも同様にアウトサイダーな男女の逃避行を描いた過去の名作・・・例えば【俺たちに明日はない】とか【ゲッタウェイ】と比べても遜色無いばかりか、より多くの若者の支持を得た酸品だったのではないだろうか。
普通の若者たちの気持ちにシンクロするものがあるのだろう、おそらく。
しかし酷い話で、息子を守ろうとして口を割らなかった父親(デニス・ホッパー)は、麻薬を持ち逃げされて取り戻そうとするマフィアのドンから遣わされた男(クリストファー・ウォーケン)に、酷い拷問の上、殺される。
とても正視していられない。
クリストファー・ウォーケンが怖くない役をやった事ってあるんだろうか。
殺し屋は女だからといって手加減も情けも無く、ヒロインに激しい暴力を加える。
しかし女はやられっ放しではなかった。
顔が腫れ上がる程に幾度も殴られ、ガラス張りのバスルームに放り投げられて流血しながらも、ギリギリのところで殺し屋を返討ちにしてしまう。
たまたまバッグの中にあったコルクスクリューで、殺し屋の足の甲を突き刺す。
バスルームにあったスプレーとライターで即席バーナーにして頭部に火を放つ。これは「007」でも見たやり方だ。
そしてうずくまった殺し屋の頭をトイレタンクの重たい陶器の蓋で殴り、殺し屋の持って来たショットガンで何発も撃つ。
撃ち殺した後も、何度も何度もコルク抜きで殺し屋の胸や腹を突き刺す。
それを見ていて、現実に心臓の拍動が大きくなっているのを自覚しつつ、弱い女が形勢逆転し、極悪非道な殺し屋を逆に殺してのけた様に、胸がスッとする。
ちょっと怖いかな、自分のそういう反応は。
実にオールスター・キャストで、ただひたすらマヌケな脇役としてブラッド・ピットも出ている。
無自覚なまま、主人公の居場所を2度もマフィアに教えてしまうマヌケっぷり。
殆ど廃人だ。
プラピと言えば、同監督の名作【スパイ・ゲーム】でも、才能はあっても精神的には青二才のエージェントを演っていた。
惚れた女の為に自らの身を亡ぼすところだったばかりか、上司のリタイア後の資金を使い果たさせ、物凄い計略の元に救助されるというマヌケどころを演じた。
どう贔屓目に見てもやり手の二枚目なんかじゃない、お人好しのマヌケなプラピらしさそのままでいた方が、ずっと好感が持てるよ、私には。
他にもいっぱい出ている。
恋する女を組織売春から足抜けさせようとして交渉に行った主人公を、叩きのめしたつもりがギリギリのところで逆襲に遭い、無惨に殺さる売春の元締めにゲイリー・オールドマン。
なんと哀れな事よ・・・銃で股間を撃たれ、血まみれになっているところを更に何発も撃ち込まれて殺される。
ウィンストン・チャーチルなど演るよりも、こういう悪い役の方がずっと似合うよ。
【レオン】で、麻薬中毒の悪徳刑事を演った時もピッタリ過ぎるくらいピッタリだったけど。
サミュエル・L・ジャクソンも出ているし、チャールズ・ブロンソンの【スーパー・マグナム】で署長役が印象的だったエド・ローターも刑事役で出ている。
その部下には、【ショート・カッツ】で見覚えがあったクリス・ペンも出ている。
このクリス・ペンというのは、かのショーン・ペンの実の弟なんだけど、40歳の若さで死んでいる。
太っていたものね、若いのに。
つい先日、【プライベート・ライアン】で観たばかりのトム・サイズモアも出ている。
暑苦しい顔のヴァル・キルマーも出ている。
でも何たって、デニス・ホッパーとクリストファー・ウォーケンが秀逸だ。
怖いけど、上手い。
デニス・ホッパーは他のどの作品に出ていた時よりも良い。
いつもはクセのある、コンプレックスを持った役が多いのに、ここではタフで愛する息子を守りたい一心の父親を好演している。
マフィアに追い詰められたらもう生き延びる事はあり得ないと覚悟し、しかしただ殺される訳ではないとばかりに、手は出しようがないので口先で勝負を挑む。
相手(クリストファアー・ウォーケン)のシチリア人の誇りを汚し、血筋を貶めるような史実を言って高笑いする。
頭に血が上った相手に撃たれて死ぬが、しっかりと言葉での攻撃は勝利したね。
結局、息子は父親が殺された事すら知らずに生き延び逃げおおせて、幸せに暮らしたという事だろうか。
警察もギャングも関係者全員が、撃ち合いの末に死んでしまう。
ここでまた弱い女が、最後の一人を撃ち殺すという天晴れを見せるのだが。
そして主人公たちだけが、いかにも都合良くその地獄から生き延び、メキシコに逃げおおせたのだ。
何が正義なのか解らない位もうヒッチャカメッチャカで、次の展開へと進めるのは全て不条理な暴力と殺人だ。
その迷いのない強引さでグイグイ進む。
まあ、それもこれも全ては真実の愛の前には吹き飛んでしまうという事なのか。
それが相応しい位に、主人公の男女は適度なおバカで純粋なのだけど。
またこの主人公二人が、ピッタリの配役。
男は【インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア】のクリスチャン・スレーター。
間違いなく、ちょっぴりチンピラ顔。
女はパトリシア・アークエットで、実の姉は【グラン・ブルー】のイルカそっくりの女優ロザンナ・アークエットだ。
どちらもチープな感じが良く出せている。
とりわけパトリシアはチャーミングだ。
女は、少しボーッとしている方が可愛いなあ・・・自分には望みようがないものだし、今更どうでも良いんだけど。
監督のトニー・スコットは、あのリドリー・スコット監督の弟で、たくさんの名作を撮ったけれど自殺してしまった。
惜しい人を亡くしたと言うのは、こういう場合だ。
てな事で、すっかり頭が覚醒してしまい、朝まで色々雑用をして起きていた。
お陰で、朝の仕事を済ませ、朝ごはんまで食べた後は、眠くなってしまった。
少し仮眠して、また昼ごはん作って食べ。また眠くなという体たらく。
年寄りだなあ・・・と思う。
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2014年のジニー そう、「ボー」がいいんだよ
May. 19 , 2017
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あらジニたん、貴女のそのおめめは、ボーッとしているせいなの?
確かに可愛いし、実際モテモテだったね、ジニたんは。
それも色男のレンにね。
めっちゃ幸せだったね、そして今も天国で幸せだよね。
これは朝食後に食べた、スーパーの2個セットのスイーツ。
100円引きになっていて、2個セットが298円だったかなあ・・・
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チーズケーキとタルト
May. 19 , 2017
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結美味しかった。
最近ではもう、高いケーキ屋さんのケーキなんか食べた事が無い。
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夜廻り猫 1,2巻(3巻も出てるよ)
著者:深谷かほる |
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