ガラ
おすましした後
Jan. 11, 2008 |
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2008年1月11日 金曜日
朝っぱらから気分が悪い。
いや、体調の事ではない。「Sガワ」の委託業者らしきオヤジのせいだ。いつも配達に来る度、態度が悪くて不愉快な思いをさせられる事が多かったけれど、今日は最悪だった。
私達は15年前、失業中にお歳暮の配達のバイトをした事がある。
たとえ短期間だけのバイトでも、その配達業者の看板を背負っている事に変わりは無いという自覚の下に、責任感と誠意を持って丁寧に配達させて戴いた。
しかもお届けするのは「貰って嬉しいお歳暮」だ。小さな幸せを感じ良くお届けして、少しでも喜ばれたいじゃないか。
そしてあの時、受け取る側の家の人間の態度も色々だという事を知った。
何様なのかは知らないけれど、配達業者を見下した横柄な態度の奥さんもいたし、行く度に奥の部屋から駆けて来て「ご苦労様」と言って必ずマイルドセブンを1箱下さるお婆ちゃんもいた。
玄関まで良い匂いが漂っていたので「美味しそうな匂いがしますね」と言ったら、「炊き込みご飯が出来るから食べて行かない?」と言って下さった(勿論、ご辞退したけれど)お婆ちゃんもいた。
そこの家の犬を見れば飼い主がどんな人か解る気もしたし、工場で可愛がって飼われていた犬が私達の車にいつも乗り込んで来てしまう楽しい経験もした。
にっこり笑顔で「ご苦労様」と言われる喜びも知った。
それまでホワイトカラーしか経験した事の無い私達だったけれど、あの時の経験は私達を少し変えたと思う。そして配達の人には精一杯の感謝と、感じ良く接する事を心に決めた。
うちに届け物をしてくれる色んな会社の配達員の方は殆どがもうお馴染みだ。
いつもの配達員だろうが初めての人だろうが、挨拶もお礼もきちんとしたいと思っているし、猫の相談をされれば気持ちよく応じているつもりだ。
しかしこの「Sガワ」のオヤジだけは、いつもいつも感じ悪くて、配達前に電話をする指定にしていれば、こちらが電話を取るなり「はいSガワ〜」と高圧的に言う。
このオヤジ、玄関前で車のクラクションを何度も何度も鳴らし続ける。
一度しか鳴らさない業者でも、お隣のお婆さんに「うるさいっ!」と怒鳴られた事があるからと言って電話で知らせてくれる位なのだが(そうでなくても静かな住宅地で近所迷惑は避けたい)、このオヤジはそんな事はお構いなしだ。
以前、「2階から下りて来ると時間が掛かりますけど、一度鳴らしてお待ちいただければ、必ず聞こえていますので・・・」と言って、クラクションは1度にして欲しいとお願いした事があった。
その時にも「あ〜聞こえるの?」と、小馬鹿にした顔で、不貞腐れて言った。
時間帯指定は無視して届けるわ、配達前の電話の依頼の申し送りは読まないわ、その後も色々とサービスの悪い、感じの良くない態度を我慢していたのだけれど、今朝、遂にブチ切れた。
「前にも、クラクションは一度にして欲しいとお願いしましたよね?」とこうちゃんが言う。すると、「これが普通ですよ、普通にしてます」と開き直る。
これはただ事じゃないと感じたから、2階のトイレで3度目の「プップップ〜」を聞いた私までが玄関に慌てて下りて行ったのだ。
「でも、こちらがお願いしているんですよ」とこうちゃん。しかしオヤジは、「これが普通だから」と声を荒げた。
普通じゃね〜だろ〜、クソオヤジ!
今まで対応に出た事の無い私だったけれど、玄関に顔を出して言う。
「もういいじゃない、アナタ(今まで「アナタ」なんて言った事無いくせに)。Sガワさんにお願いしないようにすれば良いのだし、Sガワさんはお客を大事にするサービス業ではないらしいから、他所にお願いしましょうよ」と。
荷物を受け取り、二人でそのまま2階へ上がり、Sガワの担当営業所を調べ(伝票には、配達担当営業所も配達員の名前も記入されないのだな・・・)、直ぐに電話を掛ける。
オペレーターに苦情を言っても仕方ない。責任者に折り返して貰う事になり、配達の統括責任者の男性と話をする。
人がしている事だから、間違いや至らない事があるのは仕方ない。いちいちそんな事に目くじらを立てていては身が持たない。
問題にしているのは、「スミマセン」も「申し訳ありません」も無いどころか、開き直って声を荒げるような真似をした事だ。
毎回同じミスをしたとしても、「すいませ〜ん」と言われれば、別に咎め立てなんかしない。悪びれるどころか開き直って睨み付け、ついぞ謝罪の言葉が出ない、このオヤジ(と言っても私位の歳だろうか)が感じ悪くて嫌なのだ。怖いとさえ思う。
私たちの要求は、ただ一つ。金輪際、このヤクザなオヤジと顔を合わせないで済むようにして戴く事だ。
担当を外して戴きたい、さもなければ今後うちに届く荷物は一切「Sガワ」さんを使わないよう、あちこちに無理なお願いをしなければならなくなります・・・と。
しかもこのオヤジの運転する軽のワゴンとは、出掛けるとあちこちですれ違う。狭い急坂を物凄いスピードで下りて来て、上りの私達が道を譲る。
ああ、運転はその人そのものだな・・・といつも感じていた。
断っておくと、パネル・バンで来る「Sガワ」の正社員の方らしき配達担当者は、皆、礼儀正しくて感じも良い。この「クルマ持ち込み」らしい軽ワゴンのオヤジだけがちょっと特別なのだ。
責任者の方は、以後、パネル・バンでのみ配達に伺いますと約束してくれた。
午後やって来た配達は、なるほどパネル・バンのこれも顔なじみの配達員の若者だった。
情報は直ぐに伝わっていたようだ。「うちのオッサンが大変申し訳ない事を致しまして・・・」と言っていた。
「あの人は委託なの?」と聞くと、やはりそうだった。
後でお茶を飲みながら、二人で話す。
「おたく、委託?」と聞いてやろうかと思ったよ・・・とこうちゃん。
「うちの奥さんはイタコだよ」と言ってやれば良かったのに・・・と私。
スミマセン、内容の無いバカ話で。
さて、「大五郎」に関して・・・実は彼の状態が悪くなってしまった。
手術の麻酔の際に、傷を開いて改めて良く診て戴いたところ、左右対称に出来ていた傷は、実は内部で貫通していたらしい事が解った。
どうすればそんな怪我が出来るだろう。
喧嘩の噛み傷ではあり得ないし、交通事故でもそんな風な怪我を負う事は考え難い。大抵は骨折を伴い、頭部のいずれかか足や腰、尻尾を潰されている。
最初に左右に穴が開いていたと聞いた時、咄嗟に「誰かが鋭利な細長いもので突き刺したのではないか」と考えた。でもまさか・・・
矢鱈な事は言うまいと思っていたのだけれど、他にそんな傷を負わせる事が出来る方法があれは教えて欲しい。
マツモト先生は、これまでにも絶望的な怪我の難しい手術をたくさんしている。そしてたくさんの命を救って下さった。
金団だって、最初はこんな酷い怪我があり得るのだろうか・・・という位に悲惨な状態だったのだ。
大五郎と同じ保護主さんに拾われたふくちゃん改めまえだ君は、車に轢かれて殆ど死んでいると判断され、ゴミ袋に入れられてゴミの収集場所に1日置かれていたものを、先生に命を吹き込んで戴いて幸せを掴んだ。
おなじく「こうちゃん改めナナちゃん」は、妊娠していたのを車に轢かれた時、子宮ごと引きちぎられてしまった。骨盤も骨折していたと聞く。でも、今は輝くばかりの美人さんで、相変わらずのお喋りだと年賀状に書かれていた。
大五郎も、きっと治して貰えると信じているし、先生は大五郎はとてもよく頑張っててくれていますと仰っていた。
最高の里親さんに恵まれ、幸せになれる道がもう大五郎を出迎えに来てさえいるのだから、頑張って良くなろう、大五郎。
いつもの事ながら、くだらない事を先に書いていたら凄く長くなってしまったので、大五郎と保護主さんの話は、明日に続く。
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