《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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マーゴ

アタシって最近・・・

Feb. 11, 2010
マーゴ
2010年2月11日 木曜日

今日は猫家事以外は一切仕事をせず、頭と心を休める事にした。

いや、結果的にそういう事になったのであって、計画していた訳じゃないのだけれど・・・。





午後にBSで観た短い番組「アメリカ魂のふるさと 〜自由の鐘とリンカーン〜ペンシルベニア州〜」で、リンカーンの有名なあの「人民の、人民による、人民の為の・・・」と言う「ゲティスバーグの演説」を聴いた。

ゲティスバーグは南北戦争の激戦地であり、この戦いが南軍と北軍の運命を分ける分水嶺となった事で知られる古戦場である。

そしてゲティスバーグはその後、南北戦争で戦死した兵士達を葬る国立墓地となり、その除幕式でリンカーン大統領が行ったのが「ゲティスバーグの演説」であったという事を今日知った。



当時の兵士に扮した人たちが当時を再現した記念式典か何かをやっていて、ハイライトの演説はリンカーンのソックリさん(あまり似ていないと思うが)の役者が、独特の抑揚をつけてあの演説を再現して見せるのだ。



その演説をベッドに寝転がって一人で聴きながら、ある部分まで来たとき物凄く心に沁みた。

それはもう、涙が出るような感動だった。きっと今は心が敏感になっているせいだろうと思うが、それにつけても素晴らしい内容だった。

今まで、全部をしっかり聴いた事など無かったのだ。



以下に、全文を日本語訳と共に引用しておく。

THE
GETTYSBURG
ADDRESS


Abraham Lincoln

Four core and seven years ago our fathers brought forth on this continent a new nation, conceived in liberty, and dedicated to the proposition that all men are created equal.

Now we are engaged in a great civil war, testing whether that nation, or any nation so conceived and so dedicated, can long endure. We are met on a great battle-field of that war. We have come to dedicate a portion of that field as a final resting-place for those who here gave their lives that that nation might live.

It is altogether fitting and proper that we should do this.

But, in a larger sense, we cannot dedicate…we cannot consecrate…we cannot hallow…this ground.

The brave men, living and dead, who struggled here, have consecrated it far above our poor power to add or detract.

The world will little note nor long remember what we say here, but it can never forget what they did here.

It is for us, the living, rather, to be dedicated here to the unfinished work which they who fought here have thus far so nobly advanced.

It is rather for us to be here dedicated to the great task remaining before us…that from these honored dead we take increased devotion to that cause for which they gave the last full measure of devotion; that we here highly resolve that these dead shall not have died in vain; that this nation, under God, shall have a new birth of freedom; and that government of the people, by the people,for the people, shall not perish from the earth.

November 19, 1863







八十と七年前、私たちの父祖は、この大陸に新たなる国家を打ち立てました。

自由を原点として懐胎され、人はみな平等であるとの命題に捧げられた国家です。


今私たちは、たいへんな内戦の渦中にあります。

その国家が、あるいはそのような原点と命題を奉じる国家一般が、長らえることができるかどうかが試されているのです。


私たちはその戦争の激戦地に集っています。

その国家が生き長らえるためにこの地で命を投げうった人々の最後の安息の地として、その戦場の一角を捧げるために集まりました。

それは私たちにとって、全くもってふさわしく、また理にかなった行いであります。


しかし、より大きな意味では、私たちがこの土地を捧げることはできません。

この土地を聖別したり、神に捧げたりすることはできません。

この地で奮闘した勇敢な人々こそが、生きている方々も戦死した方々も含め、すでにこの地を聖別しているのです。

それに付け加えたり、差し引いたりすることは私たちの貧弱な力の及ぶところではないのです。



私たちがここで話すことは世界の耳目を引くこともなく、やがて忘れ去られることでしょう。

しかし、彼らがこの地でなしたことは、永遠に世界の記憶に留められるのです。

この地で戦った人々がこれまで気高くも進めてきた未完の仕事を完遂するために、私たち生きている者は、むしろ自らの身を捧げるべきなのです。



私たちの前には大いなる責務が残されています。

名誉ある戦死者たちが最後まで完全に身を捧げた大義のために、私たちも一層の献身をもってあたること。

これらの戦死者たちの死を無駄にしないと高らかに決意すること。

神の導きのもと、この国に自由の新たなる誕生をもたらすこと。

そして人民の、人民による、人民のための政府をこの地上から絶やさないことこそが、私たちが身を捧げるべき大いなる責務なのです。



こうちゃんはその時ちょうど外出していたので、私はジャムに乗られながら一人で聴いた。

だけどあまりにも感動したものだから、彼が戻るなりこの事を話した。



すると「そうなんだよ、あれは素晴らしい名演説なんだ」と言う。しかも全文を暗唱していると言い、ほんの短い演説だからと聞かせてくれたのだ。



ひゃ〜、ビックリ。

英語が出来る事は知っているが(翻訳を仕事にしているんだから当たり前だけど)、どうしてこんな昔の演説を暗唱しているというのだ。

だから「そもそも、なんで暗唱したの?」と訊いてみると、大学1年生の時の「Recitation Contest」の暗唱課題がこの演説で、こうちゃんは出場して優勝したのだと言う。

彼は学生時代に役者をしていた事もあって、ただ暗唱しただけではなく、さぞかし上手に演説して見せたのだろうと想像する。

でも、もう40年も前の事だ。若い頃に覚えた事というのは、本当に良く記憶に残っているものだな。



私も中学生の頃に暗唱した「平家物語」の「那須与一」の巻の、「判官、後藤兵衛実基を召して、あれはいかにとのたまへば、射よとにこそ候ふめれ・・・」から「・・・よつぴいてやひやうど放つ」までをその後長い間暗唱していたのに、今では部分的にしか思い出せない。

何故こんなものを暗唱したかと言うと、ひどく調子や言葉の響きが良いからだ。まさに音に出して読んでこその名調子の文章なのだ。

今でも「さは候へども、扇をば射させらるべうや候ふらん」などと口に出してみると、とても心地良い。





話が脱線したけれど、兎に角リンカーンの「ゲティスバーグの演説」は、実に名演説だと思う。最後の有名なフレーズより、中間部分が素晴らしい。

また聴きたい。











そしてその後は、同じBSハイビジョンで【井上陽水 LIFE&SONGS】を5時間に渡って観る。

私の高校時代には、プログレッシヴのブリティッシュロックと共に一番よく聴いたのが陽水だった。勿論、全てのアルバムを擦り切れる程聴いた。当時から粘着質で、気に入ったものは飽きるまで徹底的に味わう。

還暦も過ぎたのに、今も声に衰えを感じさせないところが凄い。元々声質が良く、高音ではあったが、身体つきにも節制が感じられる。



先日、【ワールド・プレミアム・ライヴ】で、ダリル・ホール&ジョン・オーツのライブをやっていたのを観たけれど、あのダリル・ホールがすっかり声が出なくなっていて、時間の経過の残酷さを感じた。

あの硬質で自在な発声が、普通の雑味の多いオヤジ歌手の声になってしまっていた。

なるほど太ってしまい、シロクマのようだった。昔(80年代)のミュージック・ビデオも最後に流したのだが、当時のダリル・ホールの痩せている事と言ったら・・・。



同じく何十年か後に当時のヒット曲を歌ってみせた先日の同番組での、ポリスのスティング>>この日の日記参照)とは大違いだ。

スティングはやはり節制した身体で、若い頃とほぼ変わらない声を出していた。





井上陽水の若い頃と変わらないどころか、声の艶の増した素晴らしい歌声(多少異様さが増したけど)を聴いているうちに、すっかりリラックス出来た気がする。

観て良かった。有り難う、NHK。







猫たちは、今のところ平穏。モアもマーゴも小康状態で、アンダの発作が落ち着いてきていて、トムやぶーちゃんたちエイズ組も、ダブルキャリアのチャイも元気・・・。

一番タチが悪いのは、忙しい時に限ってトイレでシッコしないゴマだけ。でも枕カバーを洗うだけだから・・・
マーゴ

少し我が儘?

Feb. 11, 2010
マーゴ
マーゴ

ねえ、ママ?

Feb. 11, 2010
マーゴ
マーゴ

やっぱ答えなくていい

Feb. 11, 2010
マーゴ

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