ジニー
今日からうちの子
Oct. 17, 2006 |
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2006年10月17日 火曜日
結論から言うと、キジ白猫の捕獲(保護)成功。
昨日見かけた午後3時過ぎに、再度現場に赴く。車を停めてアパートの敷地内をそっと覗くと、昨日と同じ場所でうずくまって日向ぼっこしていた。
私を覚えているような、でも警戒しているような・・・オスかメスかも解からないが、多分オスだろうと話していた。昨日ご飯を与えた時の、近寄り方や食べ方で・・・。
捕獲のさなか、こうちゃんが町内パトロールをしているご老人と話をしていた。
不審者と間違えられたのかと思ったが、こうちゃんから先んじて話し掛け、保護をする旨説明していたらしい。流石、我が夫。任せておけば間違いなし。
聞けば、そこのアパートの住人が1ヵ月半位前に出て行った時、遺棄して行った猫らしい。部屋の中は大量のゴミと猫のウンチで汚れきっていたそうだ。
他にも、その人(前の町内会長だったという)からは、そのアパートの2階では不審死していた住人が居たとか、町内会でも野良猫の避妊をしたいと考えた事があった等という事も聞いた。
野良猫の避妊に関しては相談に預かれると思うので、何かあったらご連絡下さいと言っておいた。
勿論、余所の町の問題に関して、全てやって差し上げる事はしない。でも野良猫の避妊ならば一人でも出来るのだという事は伝えたい。
そして捕獲のやり方や病院のご紹介、その後のえさやりに関してなど、お教え出来るだろうと思う。最初は手伝ってあげなければならないかも知れないけれど、それも種蒔きだ。しかし私が刈り取りする訳ではない。そもそも刈り取りなんか無い。
捕獲のプロセスは公開すべきではないと思うので省略するが、兎に角無事に保護出来た。車を少し走らせた所で、先ほどのご老人をまた見かけたので、「保護に成功しましたよ、うちで飼いますからご安心下さい」と伝える。
ニコニコして「ご苦労様です」と言ってくれた。そりゃあご苦労様だよなあ・・・世間一般から考えたら相当に物好きだし・・・。
4時にならないと動物病院が開かないので、それまで自宅で待機。そして4時丁度に動物病院に到着。
風邪をひいている感じではないので、検便とレボリューション、そしてドロンタール、血液検査(本当は何のキャリアだろうと構わないのだが、先生がこの状態だったら検査出来ますよと言うので、参考までにして貰った)、4種ワクチン、ついでに爪切りまでして戴いた。
予想に反してメス、体重は2.2キロ。耳と顔のバランスからして、元々は4キロは超えていただろうと想像出来る。避妊手術の形跡があるかどうかおなかを探っていた先生が、皮下脂肪が一切無いと言う。
1ヶ月やそこらでは、ここまで骨と皮にはならないだろう。エサを貰えていなかったのだ。
検便の結果、一番出て欲しくないものが出た。
ええ、カンピロですよ、カンピロバクター。先ずは今夜から1週間の朝晩の投薬、そして再検査、多分また1週間は投薬となるだろう。
回虫や条虫なら直ぐに落とせるのに、カンピロか・・・これが一番苦労させられるよ。
検査結果を待つ間に、相談して名前も決めた。「川口ジニー」です、宜しくね。
本当は「ジル」にしようかと思ったのだが、実はガラのネーミングの際にもう一つの候補として考えていたのが「ジル」だったのを思い出して、それじゃあ余り物みたいで可哀想だから「ジニー」に決め、先生にも伝えて診察票に記入して貰った。
「ああ、早いですね」と奥さん先生に笑われた。いいさ、伝えたのはこうちゃんだもの。
病院から自宅に戻ると、車のエンジン音を聞きつけてシロちゃんはトットコトットコ走って来るわ、ベラは塀の上でニャーニャー呼んでいるわ・・・
手分けしてシロちゃんとベラのご飯と、ジニーのケージやトイレの支度をする。どうしてこう、同時にあれもこれも用事が重なるのだ。
ジニーはぶーちゃん部屋の3段ケージにお入り戴いた。
どうせこの季節、タムは炬燵にお篭もり、レンは定位置の窓辺のベッド、ぶーちゃんは箪笥の上か鏡台の下で、みんな独自の世界に引き篭もっている。好奇心旺盛で放っておいてくれない猫が多い他の部屋と違って、ジニーが最も静かに過ごせる部屋だろう。
ジニーは多分おとなしい子だろう。性格の良さ・扱い易さでは定評のあるキジ白だし、保定していたとは言え、ドロンタールも飲ませられたし、爪まで切れた子だもの(そのどちらも、まだ私達だけでは出来ないと思うが)。
急激に色んな事をされて、今は不安で一杯だろうから、大量のハイポを入れてこげ茶色になった水と、薬を混ぜたa/dをケージに入れ、灯を落として私達は部屋を出た。また暫くは病院通いが続く。
人生は、一寸先は闇。予定通りには運ばない。もう絶対に増やさないとどれだけ心に誓っても、見て見ないフリは出来ない。自分の心の平安の為にも、こうするしかなかっただろう。
やるならさっさとやる。そしてグジグジと悩まない。
1匹増えてこの頭数になろうと、良い環境とケアをしてみせる。但し当分は一層忙しくなるだろうから、ますます人間に対しては不義理を致しますが、宜しくご了解下さい。
さて、遅くなったけど猫家事だ。
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ジニー
宜しくね
Oct. 17, 2006 |
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寝る前、葡萄ジュースで祝杯をあげた。「(ジニーの保護成功)おめでとう」「良かったね」
本当はワインにしたいところなのだが・・・ワインだってあったのだが・・・。
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葡萄ジュースで乾杯
Oct. 17, 2006 |
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覚え書きとして:
朝はおにぎり2個ずつと日本茶。
昼はかけうどん。具は油揚げと長葱、カマボコ。
おやつにメープルロールと冷たい日本茶。捕獲でテンパッて、喉がカラカラ。
夜は時間がなくて、エサやりの帰り道、【デニーズ】にて「牛ロースステーキ膳」1480円。深夜割増し10パーセント。
あまり期待していなかったにも拘わらず、なかなか美味しいじゃないか。
しかもご飯が抜群に美味しかった。肉の味も良い。醤油ダレが少し甘くて化学調味料っぽい味がするが、こういう高レベルのものを想像していなかったので、ちょっと感動した。
こんな僅かな量で満足するなんて、私も大人の女になったものだとしみじみ思う。 |
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