猫雑記20091210

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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メラ

どうせ写真撮るなら

Dec. 10, 2009

2009年12月10日　木曜日

タマちゃんは玄関で一晩を過ごす。

おとなしくなり、すっかり気配まで殺していた。怖いだろうね、自分の運命がまだ解らなくて。

明け方、野良猫のエサやりの為に玄関のドアを開けると、ドアの前にタマちゃんそっくりの猫が座って居た。

実はこの猫、タマちゃんのきょうだいと思われる。

タマちゃんは、ベランダに出現するより前、ある日突然そっくりの２匹として現れた猫たちだったのだ。きょうだい猫の方が、少し器量が良い。

隣がまだ空き地だった頃には、タマちゃんと２匹で追いかけっこしたりた戯れたりしている事もあったが、タマちゃんが毎日ベランダに通って来るようになっても、この子は滅多に姿を見せなかった。

２ヶ月に一度くらい姿を見せるものの、我が家には殆ど寄り付かず、いつもどこで過ごしているのか解らないままだった。

その猫が玄関ドアの前にお行儀良く座っている。

自分のきょうだいがこのドアの内側で捕えられている事が解るのだろうか。

しかし私達がドアから出ると、さっと逃げてしまった。

まるで自分のきょうだいにお別れを言いにやって来たかのようだ。

それとも助けに来たのだろうか。

この出来事はいささか切なかった。

強く心を揺さぶられる。どうしてこんな事が起きるんだろう。どこまで試されるんだろう。

だからと言って、センチメンタリズムだけで更にあと１匹保護して家に入れる等という事が出来るのか。いや、出来ない。

殆どの猫たちが、複数のきょうだいで生れ落ちる。そして殆どの場合、別々の運命を辿る。

シャインにだって同時に生まれたきょうだいが他に３匹いた。彼らは避妊だけしてリリースし、野良猫として生きている。

ジャムにも黒猫の姉妹がいた。ジーコも３匹きょうだいだった。それぞれ別の家に引き取られたのだ。

ガラだってペロだって、きっと元々はきょうだいが居た事だろう。

生き残ったのが１匹だけだったというだけで。

メラ・ビル・プティの３匹やルスとリマ、そしてレンとタムのように、きょうだい一緒に今も我が家で暮らしている子たちはむしろ稀なのだ。

きょうだいが離れ離れにならずに済む事は、とても幸せな事だと思う。

今年のビッグ・イベントのひとつであった「赤にゃんズ４匹」（>>こちらの日以降をご参照下さい）が一緒に引き取って戴けた事などは、奇跡に近い出来事だ。

ネズミのように小さかったあの子たちは、そろそろ避妊も済んで、みんな無事に大きくなっている。

ツカサお母さん、有り難う。育ち盛りの３人＆４匹のママはさぞかし大変だと思うけれど、貴女の事は全幅の信頼をしています。

いつか会いに行けるよう、私も元気に頑張りますね。

おっと、話がどんどん逸れて行く。

でも、ひとつ事に気持ちが入り過ぎるとバランスを崩しがちになる。色んな事を考え、色んなバランスをとりながら先に進む事が大事なのだ。

出来る事と出来ない事、その線引きが有っても仕方ないじゃないか・・・と自分に言い聞かせる。

タマちゃんの保護を決めたのは、ベランダに居付いて「入れてくれ」と望んでいるように思えたから。

それなしでは猫を増やす事など予定していない・・・いや、不可能なのだから。

出来ない事を憂い、駄目な部分をカウントしてばかりしたら、頭がおかしくなる。出来る事を喜び、自分の努力と勇気を褒めてやろう。

何もしないでぐじぐじしているよりずっとマシな人生じゃん。そう思って原動力を少しずつアップしよう。

午前中、タマちゃんを病院に搬入。今日の去勢手術で、明日退院予定。

駆虫とフロントライン・プラスもお願いした。ワクチンは手術と同時は良くないので、今回は見送り。

３段ケージの最下段にトイレ、２段目にベッド、最上段に水とご飯の準備をしておいた。安心して食事出来るよう、３段目だけ目隠しのボードを張る。

さあ、後は退院させるだけだ。

タマちゃんは、うちで何番目に大きいかな？ぶーちゃん、タム、トム、ジャムの次かな？

メラ

ブロマイドにしてよ

Dec. 10, 2009