《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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プティ

顔幅狭いボク

Jun. 17, 2007
プティ

2007年6月17日 日曜日


今日は全編、「五十肩」の話。

痛い痛いと言いたくは無いけれど、今、片時もその存在を忘れさせてくれない関心事であり問題なので、やはり一度徹底的に記しておこう。



ここ2ヶ月ばかり、あれほど酷かった頭痛がすっかり出なくなって喜んでいたのに、入れ替わりに「五十肩」になってしまった。

右肩だけなのだが、痛いのは肩の関節と周辺の筋や腕だ。肩が抜けるような関節の痛み、そして腕の付け根あたりの筋肉が全体的に痛い。

動かさなくても激痛がする時もあれば、腕を動かさずともどこかに肩や腕が触っただけで(車の乗り降りの際が多い)電気のように痛みが走る。

勿論、痛いだけでなく右腕は上がらない、前に突き出せない、回せない・・・どうやら五十肩特有の症状がバッチリ揃った。



痛いと、仕事も料理もしたくない。

でも夫婦で働かなければこんな大家族は満足が行くようには養えないし、やっぱり「料理して食べる」という営みをしていないと精神的なバランスがとれないのも事実だ。

外食は不経済だし、安くても美味しい店はやっぱり少ない。一流料亭や高級レストランには美味しいものが色々とあるだろうが、日常的にそんなところで食べられる身分ではない。

結局、自分で作る家庭料理が一番経済的で飽きなくて、しかも口に合って美味しいと感じるので、私はやっぱり料理する人生を大事にしたいと思っている。



だけど「五十肩」の痛みは、そんな気持ちをも萎えさせる。

今日の昼は素麺だけだった。薬味の茗荷と葱は痛みを我慢して刻んだけれど、根生姜はこうちゃんにおろして貰った。

この私が素麺だけで食事だなんて、今までだったら我慢出来なかっただろうな。



肩が痛くなり始めたのは、3月頃だった。

きっかけは、猫部屋の掃除のし過ぎだ。あの頃、来る日も来る日も長時間床に這いつくばって、猫毛をゴムのスポンジで力一杯こそげ取っていたのだ。

面白いように取れる。毎日が「大漁」だった。



何故そんなに良く取れるかと言えば、ゴムのスポンジというのは摩擦係数が大きいからだ。従って、関節や筋肉に掛かる負荷はそれだけ大きいという事になる。

這う姿勢で手を大きく動かすという事は、立っているならば上下に動かすのと同じ運動になる。それを延々と繰り返した訳だ。しかも連日、取り憑かれたように・・・。



そもそも五十肩とは、>>こういうメカニズムであるらしい。じっくり読んじゃった。

つまり、私はまさに自らの「腱板」を傷めつけ、律儀にも50歳になる直前に「五十肩」をわざわざ呼び寄せる真似をしていた訳だ。



しかし家庭内野良率の高いみーちゃん部屋は、毎日それをやらないと、あっと言う間に猫毛だらけになってしまう。

しかもトリコロール隊ときたら、身体の表面積が異常に大きい。それだけ毛もたくさん生えており、たくさん抜け落ちるという事だ。部屋中に鳶色の毛がびっしり・・・

身体の小さいみーちゃんやチャイの毛など取るに足らない量だが、トリコロール隊の抜け毛はカーペットの上に猫毛絨毯を敷き詰めてしまうかのようだ。

この部屋も他の猫部屋と同じくフローリングだったら毛の掃除は楽だったのだろうが、生憎、我が家で唯一の和室にはカーペットが敷き詰められていて、その上には大きな重たい民芸家具が乗っかっている。

とても二人だけで簡単に動かしたりカーペットを剥がしたり出来ないし、今更この部屋に大掛かりな工事なんか入れられない。

理想通りには行かない事もあるのだ。今ある状態の中で頑張るしかないのさ。





カワムラ部屋は広くて頭数も一番多いから、掃除のし甲斐もあるというものだ。

目立たなくとも、カーペットを一擦りするとごっそり毛が取れる。それは楽しいと言えなくも無い。



ぶーちゃん部屋も、ブラッシングさせてくれるのはぶーちゃんしかおらず、長毛と家庭内野良の比率が多い部屋の抜け毛は、アレルギーでなくてもあちこちの皮膚や目鼻が痒くなるほど物凄い。



昨日あれだけ頑張って綺麗にしたのに、どうして今朝はもうこんなに毛だらけなんだ?と泣きたい位、多頭飼いの家は凄まじく毛だらけになる。

換毛期に限らず、極端に寒かったり暑かったりしないよう温度管理しているせいもあり、抜け毛との果てしない戦いは一年中続くのだ。

何たって25匹・・・そのうちの4匹はもはや毛が抜ける事はないけれど、その4匹の毛だって結構あちこちに残っているだろう。

抜け毛の掃除とトイレ掃除に、一体どれだけ時間を費やしている事か。



その猫毛掃除の折、既に関節や筋肉を傷めた感触があったと言うのに、それでもどうしてもやめられなかった。

何事も程々にやる事が肝心だという事は解っている。でも、その力加減が利かないのが私の悪い癖なのだ。病気かも知れない。



しかし、その挙句がこのザマだ。「自業自得」と自分で言っておこう。



だけどあの時はちょっと躁状態だったのか、これで筋力も鍛えられるかな?なんて思ったりもした。

はは・・・甘かったね。

本気で鍛えるつもりがあるならば、もっと小さい負荷を掛ける運動から始めるべきだったのだ。



現役時代の千代の富士が、脱臼し易かったその肩を、凄い量の稽古と筋力トレーニングで筋肉を付けて屈強にしていったのとは訳が違う。

素質も紺所も違う。

そして歳も違う。



いや、相撲取りと張り合うつもりはないのだけれど・・・。

ビル

顔幅広いボク

Jun. 17, 2007
ビル

「五十肩」は別の痛みも引き起こしている。

右手を使わない訳には行かず、それでも少しでも肩や腕が痛くないよう庇って使っていると、違う筋肉や関節までが痛くなってくる。

背中、鎖骨の下あたりから脇の下にかけての胸の筋肉、肘の関節、手首までが痛むようになった。寝る時も、どういう体勢をとっても痛い。

あまりにも痛い日には、いっそ神経ブロックの麻酔を打って貰おうかと本気で考えた。しかし、治らない「五十肩」は無いらしいので、これもいつか嘘のように治るだろうと思う。



こうちゃんの「五十肩」も相当に酷かったけれど、確か1年半位で良くなった。

あの時、私は忙しい勤め仕事とSOSにかまけて、こうちゃんに何もしてあげなかった。唯一、「イフ」を買ってあげた位だったね。

ごめんね、こうちゃん、「五十肩」ってこんなに痛いものだったのね・・・。

痛みで眠れず、折角ベッドに入って寝られた日も何度起き出してしまった事か。何かしていた方が、痛みが紛れるような気がするのだ。



60代70代の人達だってもっと元気に頑張っている人も多いというのに、50になったばかりの私が言いたくはないけれど、兎に角もう若くはないという事だろう。

30歳、40歳の頃と比べたら、確実に身体のあらゆる機能が衰えている。

自慢じゃないが(いや、自慢かな)、40歳頃までは、急な階段だって重たい荷物を抱えて駆け下りていた。

完徹をしても疲れは殆ど残らなかった。深酒して二日酔いにはなっても、疲れはしなかったし回復も早かった。



今ではやる気はあるのに気持ちが空回りして、身体が同時進行で付いて行かない。

もどかしいし悔しいけれど、この自分の老化をまず認識して、今後はそれなりのやり方に変えていかなければならないという事だろう。

今まで通り無理をしていると危険だという事を、「五十肩」が教えてくれているのかも知れない。

有難う「五十肩」、良く解ったから、もうどこかに行っちゃってくれていいんだよ。





痛い右肩を上にして横向きで寝ると、腰の辺りに必ずゴマが乗ってくる。

わざわざ狭いエッジに乗らなくても良さそうなものだが、ゆらゆらとバランスをとりながら上手にポジションをとり続ける。

そんなゴマを落とさないように、じっとして寝るのは疲れる。いや、実際には眠れない。

それでも暫く我慢していさえすれば、やがて満足したゴマは突然ピョンと飛び退き、3段ケージの垂直な側面をガリガリとよじ登って、ケージの天辺に置かれたクッションで眠るのだ。

それは、パターン化された儀式のようなものなのだ。



だからゴマ様が「その気」におなりになるまで、私は乗られたままでじっと我慢しなければならない。

別に「我慢しなければならない」という事は無いのだろうが、可愛くていじらしくて、とても無理矢理退かせやしない事は、猫飼いの皆さんもきっと日々実感していらっしゃるのではないかと思う。





ミュウ一家が生きていた頃は、3匹が私をガリバーの張り付け状態にしてくれた。

可愛くて幸せで、とても寝返りを打てないものだから、起きるといつも疲れていた。



幸せな猫飼いの宿命だな。

カワムラさん

窓辺の特等席で

Jun. 17, 2007
カワムラさん

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