2014年5月29日 木曜日 (禁煙641日目)
早朝、他所の家がまだ動き出さない時刻に捕獲開始。
昼近くまで玄関に捕獲器のまま置いて、病院に搬入する。
新顔の大きな白茶のオスだ。
またしても運送屋さんに報らされて、エサやりしながら捕獲の機会を待っていた。
今日の手術予約を取っていたので、昨夜から狙っていたのだが、夜には姿を見せなかった。
捕まえられたばかりか、病院に連れて行かれ、不安で堪らないだろうね。
ごめんね。
捕獲の度に、数え切れない過去の捕獲を思い出す。
1匹ずつにそれぞれのドラマがあり、私の思い入れがあり、その時を思い出すと胸が痛む。
野良に戻すしかなかった猫たち、後に再度捕獲して家に入れた猫たち、端から保護目的で捕獲した猫たち。
様々な背景があり、私のサイドの都合があり、その後の猫の運命は一様ではない。
その差が生まれてしまう事に、心が痛む。
いつまで経っても慣れない。
自分に何が起きているのか解らないまま、ある日突然捕まえられて不妊・去勢手術なんかされてしまうのは、猫にとったら恐怖でしかないだろう。
だけど不幸な野良猫を増やさない為には、やはりこれを続けるしかない。
あとは行政はもっと声を大きくして、無知・無責任な飼い方を啓蒙して欲しい。
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プティ 僕の捕獲の時も思い出す?
May. 29, 2014
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プティ 僕は僕のママを思い出す
May. 29, 2014
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プティ バアちゃんとビルの事も・・・
May. 29, 2014
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勿論、思い出すよ、プティ君。
アンタの保護は梃子摺ったよね。
アンタのパパ(シロちゃんの事だ)もママも、きょうだい2匹も・・・つまりアンタ以外の全員を保護したというのに、アンタだけ一晩中、どうしても捕まらなかった。
家の中に自分の家族の気配が感じられるのか、一晩中、家の周りを大声で鳴きながら走り回っていたね。
まだ仔猫だったアンタが、どれだけ不安だろうと思うと、私たちも辛くて泣きたかったよ。
泣き疲れ、走り疲れたのか、夜明けと共に捕獲器にそおっと入ってくれたプティ。
いつも捕獲成功いると疲れが吹っ飛ぶ気がするけれど、あの時は心底ホッとしたよ。
家族を引き離すのは本当に辛いから。
今回、野良猫の不妊去勢に対し市からの助成金が受けられるようになったと教えられたのだが、耳カットが条件だという事なので、助成金の申請はしない。
耳カットはしたくないのだ。
それに市からの助成は年間に頭数が決められているそうだから、助成金が貰えるのであれば手術しても良いかな・・・と思う人が使えば良いよ。
私は猫の為に働いていると言っても過言ではない。
だから猫の為には、お金を使って当然なのだ。
貧乏だけとケチじゃない。
いや、ケチなんだけど、猫の為にはケチらないというだけだ。
明日は今日よりもっと辛いだろう。
退院させたらリリースしなければならない、その事が一番辛い。
痛い思いをさせてごめんね、家猫にしてやれなくてごめんね・・・と言いながらリリースした野良猫を、後にまた苦労して再捕獲し、うちの家猫にするという繰り返しだった。
みーちゃんもぶーちゃんもモアもカイルも、シロちゃんもデンちゃんも、みんなそのパターンだった。
結局、後でまた保護する位だったら、リリースすべきでは無かった・・・と、どれだけ悔やんだ事か。
でも、出会う野良猫の全てを、無限に家には入れられない。
その時その時、出来る事と出来ない事があったし、これからもそうだ。
それでも少し無理をして、出来る範囲を広げて来た。
やってみれば意外と簡単な事だったようにも思えるし、責任を果たすのはそんなに簡単な事じゃないと感じるのも事実だ。
全ての事には、相応しい「時」がある。
今も、精一杯やれば出来る事、それを手抜きせずにしたい。
それがどう辛くても、やる事をやるっきゃないんだ。 |
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